乳がんかもしれない“6つのサイン”とは?~小学生でもわかるやさしい説明~

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乳がんかもしれない“6つのサイン”とは?

今回は「乳がんかもしれない症状」について、小学生でもわかるようにやさしくお話しします。

乳がんは「おっぱい(乳房)の中にある細胞が悪い形に変わって増える病気」のことです。

でも、乳がんは早く見つければ治ることも多いので、「あれ?いつもと違うな」と思うことがあればすぐにお医者さんに相談することが大事です。

リーさん
リーさん

乳がんの可能性がある「いつもと違うこと」にはどんなものがあるのか、一緒に見ていきましょう。


1. おっぱいにしこりがある

おっぱいの中に「しこり」ができるのは、乳がんの一つのサインかもしれません。「しこり」っていうのは、触ると小さな固まりのように感じる部分のことです。たとえば、オレンジの種のように小さかったり、少し大きめのビー玉のように感じたりします。

でも、しこりがあっても、必ずしも乳がんとは限りません。脂肪が集まったものやホルモンの影響でできるしこりもあります。ただし、しこりを見つけたら「これは大丈夫かな?」と気にして、お医者さんに相談するのが安心です。


2. おっぱいの形が変わった

鏡で自分のおっぱいを見たときに「なんだか左右の形が違うな」と思ったり、いつもと形が変わっているように感じたら、それも乳がんの可能性がある症状です。

☆特に注意するポイント

  • 一方のおっぱいだけがへこんでいる。
  • おっぱいの表面がオレンジの皮みたいにボコボコしている。
  • おっぱいが急に大きくなったり、逆に小さくなったりしている。

こういう変化があったら、「これはどうしてかな?」と気にして、すぐにお医者さんに見てもらうのが大事です。


3. 乳首(にゅうとう)がへこんだり、ただれたりする

乳首(おっぱいの真ん中の部分)がへこんで中に引っ込んでいたり、皮膚がただれてしまったりするのも、乳がんかもしれないサインです。

乳首の周りが赤くなったり、かゆみが出たりすることもあります。

また、乳首から何か分泌物(ぶんぴつぶつ:液体や血)が出てくることがあります。透明な液体や、血が混じったようなものが出るときは、特に注意が必要です。


4. おっぱいの肌が赤くなったり熱くなったりする

おっぱい全体が赤くなったり、触ると熱く感じるときも、乳がんの可能性があります。

この症状は「炎症性乳がん」と呼ばれるタイプの乳がんに多い特徴です。

この症状は、乳腺炎(にゅうせんえん)という病気でも見られることがあります。

ふくろう先生
ふくろう先生

乳腺炎は、特に赤ちゃんにおっぱいをあげているお母さんによくある病気です。でも、乳腺炎じゃなさそうなのに赤みや熱があるときは、乳がんの可能性もあるので注意してください。

5. わきの下にしこりがある

おっぱいだけではなく、わきの下にもしこりができることがあります。

これは、がんがリンパ節(りんぱせつ)という体の中の「警察官」のような場所に広がった可能性があるからです。

リーさん
リーさん

わきの下を触ったときに「何か固いものがあるな」と思ったら、すぐにお医者さんに相談してみましょう。


6. 痛みがある

乳がんの初期には痛みを感じないことが多いですが、進行するとおっぱいやわきの下に痛みを感じることがあります。

たとえば、ホルモンの変化で痛くなることもあります。特に月経(げっけい:女の子が毎月経験すること)の前後に痛くなる場合は、ホルモンが原因のことが多いです。

リーさん
リーさん

おっぱいの痛みは乳がん以外の原因で起こることも多いので、痛みだけで判断するのは難しいです。それでも、「いつもと違うな」と感じたら気にしてみてください。


乳がんではないかもしれないけれど注意したいこと

これまでお話ししたすべてが乳がんのせいとは限りません。

でも、自分の体に「いつもと違うこと」があったら、必ずお医者さんに相談してください。たとえば、次のようなことがあったら注意が必要です。

  • おっぱいの色が変わったり、硬くなったりしている。
  • おっぱいの皮膚に穴があいたように見える。
  • おっぱいがかゆくて治らない。

自分でできるチェック方法

お医者さんに行く前に、自分でできる「乳がんチェック」もあります。これを“自己検診(じこけんしん)”といいます。

自己検診の方法

  1. 鏡の前でおっぱいを見る
    両方のおっぱいの形や乳首の様子を確認します。「いつもと違う」と思うことがあったら、注意してください。
  2. お風呂でおっぱいを触る
    石けんをつけて滑りやすくした手で、おっぱい全体を優しく触ってみます。しこりがないか、形が変わっていないかを確認します。
  3. 寝た状態でおっぱいを触る
    仰向けになってリラックスしながら、おっぱいを触ってしこりがないか確認します。

早く気づけば怖くない!

乳がんは、早く見つけることができれば治る可能性が高い病気です。

「なんだか変だな」と感じたら、怖がらずにお医者さんに相談しましょう。

お医者さんは、みんなを助けるためにいるので、どんな小さなことでも相談して大丈夫ですよ。

まとめ


乳がんかもしれない症状には、

  • おっぱいにしこりがある
  • おっぱいの形が変わる
  • 乳首がへこんだり、ただれたりする
  • おっぱいが赤くなったり熱を持ったりする
  • わきの下にしこりができる
  • 痛みがある

などがあります。

これらの症状があったら、お医者さんに診てもらうのが安心です。また、日ごろから自分でおっぱいを触って「いつもと違うこと」に気づけるようにしましょう。

リーさん
リーさん

みなさんの健康を守るために、大切なことを学んでいただけたら嬉しいです!

乳がんについて少し理解が深まったでしょうか。一緒に学んで行動しましょう。


ご参考になれば幸いです。

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